「白馬に乗った王子様幻想」を捨てた方がいい3つの理由

私は、【白馬の王子様(=理想通りの素敵な男性)を待ってていいのは20歳まで!】と小学校くらいで教えたほうがいいのではないかと、常々思っています。
というのも、ただひたすら「白馬に乗った王子様」を待ち続けても、幸せになるどころか、逆に不幸を引き寄せる危険性すらあるからです。
今日は、20歳を過ぎても白馬に乗った王子様を待ち続けているアラサー・アラフォー女性達が1日でも早く「白馬に乗った王子様幻想」を捨てた方がいい3つの理由をお伝えしていきます!
1.依存心が強くなり”悪人”に狙われやすくなる
白馬に乗った王子様を待ち続けるという考え方は、「自分以外の誰かが、この現状をなんとかしてくれる」という甘えた思考に他なりません。
依存心が強くなって人に頼るのが当たり前の状態になったとしても、最終的に王子様が現れてくれたら良いのですが、現実の世界はおとぎ話のようにうまくいかない場合がほとんどです。
王子様が現れないだけならまだマシなのですが、依存心が強くなった人のもとには王子様が現れない代わりに、笑顔で近づいてくる王子様もどきがやってくることが非常に多いのです。
彼らは、自分がまるで王子様であるかのような振る舞いをして、女性を虜にして急速に二人の距離を縮めていきます。
そして、言葉巧みにその女性が欲している言葉と行動を見抜き、それを餌にしてお金を騙し取ったり、高額な商品を売りつける等の本来の目的をいとも簡単に達成してしまいます。
彼らは王子様なんかじゃなく、笑顔の下に大きな悪意を隠し持った結婚詐欺師、悪質な占い師、霊媒師、不要なモノを高額で売りつけてくるセールスマンといった類の平気で人を騙すことができる悪人たちです。
依存心の高い人間は、悪人たちの格好のターゲットになってしまうのです。
2.一発逆転思考になっているため判断を誤ってしまう
詐欺などの被害者に対して(どうして気づかないの?騙される人にも落ち度があったのでは?)と不思議に感じることもあると思います。
でも、依存心が高くなると自分で判断することが難しくなってしまい、自然と思考力が弱くなっていき判断も誤りやすくなってしまうものです。
もちろん、悪いのは100%騙す側の人間です。
でも、悪人たちに付け入る隙を与えてしまったのは、自分自身の依存心であることは忘れてはいけないと思います。
【王子様さえ現れれば、今の不幸せな現状は全て解決できて幸せになれる!】という一発逆転思考は、人を見る目を曇らせ判断力を鈍らせます。
王子様の言うことは絶対正しい!王子様の言うとおりにすれば幸せになれる!そんな思考になっているとしたら赤信号です!
目の前の男は、本当に王子様ですか?
冷静になってよく考えてみてください。
3.普通の女性として幸せになれる可能性を見落としてしまう
白馬の王子様(=理想通りの素敵な男性)を求めるあまり、周りが見えなくなる人がいます。
『私の王子様はね、見た目はモデル並みにカッコよくて身長は180cm以上。エグザイルのダンサーばりにセクシーな体で体脂肪率は5%以下。
年齢は私より3歳上から10歳下までの間。オジサンは困るけど若い分には問題ない。あ、でもジローラモみたいなダンディなおじ様ならありかな。
年収は最低でも3千万円以上、それ以下は一切認めない。
仕事がどんなに忙しくてもマメに連絡をくれて、記念日も大切にしてくれる。
そんな素敵な人が私の王子様だと思うんだよね。あ~!早く王子様現れてくれないかな~☆』
と、周りが全力で(そんな人どこにいるんじゃい!?)とツッコんでしまうような王子様像を瞳をキラキラさせながら語りだす人がいます。
流石にこのレベルの王子様を求めている女性は多くないと思いますが、年収600万円以上、身長170cm以上、チビ、デブ、ハゲは無理。
といったレベルの希望は多くの女性が実際に口にしているのではないでしょうか?
確かに、譲れない条件は大切です。
無理して我慢してまで結婚する必要はないです。
でも、思い描いた王子様像が邪魔して、普通のいい男性を見逃してしまっているとしたらどうでしょう?
白馬の王子様(=理想通りの素敵な男性)にカチっと当てはまらなくても、自分と相性の合うホッとできる男性、自分を本当に大切にしてくれる優しい男性は意外と多くいるものです。
それなのに、王子様に固執してチャンスを失うのは、あまりにもったいなさ過ぎると感じます。
まとめ
まだ見ぬ王子様に全てを期待して、自分の未来や可能性を背負わせて、自分で責任を負わない生き方はある意味ラクチンなのかもしれません。
でも、王子様が現れなきゃ幸せになれないなんて単なる思い込みなんですよね。
一人で生きていく道を選んでも幸せにはなれますし、王子様とはちょっと違う理想どおりじゃない男性を選んだとしても、二人の努力や歩み寄り次第で幸せになっていくことはできます。
王子様幻想を捨てて、「私は白馬の王子様がいなくても、自分で自分を幸せにできる」と決めたときから、身近にある幸せや新しい未来の可能性を大切にできるようになるのではないかと思います。
そういう自立心をもった女性から幸せを掴んでいくのでしょう。